土曜の夕方はいつもの下校と違う景色が見える
小さい子供を連れた家族、暇そうな小中学生、これから夜へ出かける人達、他にも色々
いつもの帰路は疲れた人々ばかりだが、土曜は少し違う
そんな光景を見て一週間の終わりを実感する
一週間が終わった事に安堵する
同時に父の顔を見る不快な1日半の始まりでもある
だがこれが休みでなくては困る
そうでなければ全て平坦で
きっと今の自分の居場所も目指す場所も分からない
星ない宇宙のように雲のない空のように
何より休みと実感できる貴重な時間
長くはないインターバル
だがそれはある種休みではない6日間より価値ある物かもしれない
少なくとも等価であることを期待している
土曜は帰り道はそんなことを考えつつ気が緩む
帰れば不快ではあるのだが
今回こそは快い週末であるとまじないじみた楽観をする
無論叶ったことはないが
そう思わないことはない
叶える術が今の自分にないこともわかっていても
結局そう思う
さて、この週末も「いつもと同じ」であろうか