〜現代評論文の戦術〜
先日「見出し→概要→本題」の論法を述べたが,その原理を用いる
即ち見出しと概要により本文の中身をある程度推察,その結果本文読解にかける時間を軽減する
その分問題を吟味する時間が増える
では見出しと概要を何処から引っ張るか
先ずはタイトル.与えられない場合もあるが必ず確認する
次に設問
「本文に〜とあるがこれはどういうことか。(又はこれは何故か。)」
という問題は多い
ここで引用される本文(傍線部)は問題文の論理関係の鍵を握ったり話題(議論,論証の焦点)を示すことが多い
よって引用されている部分を読む
省略されている場合は本文で省略部分も確認
稀に設問文そのものが本文の内容を示唆することもあるのでそれも確認する
以上から話題(見出し),論理構成(概要)を出来る範囲で推察する
その上で本文を読む
内容を忘れない内にさっさと読む
読みながら答えられる設問はさっさと答えてしまう
少なくとも解答の基本方針くらいはメモする
一通り読み終えたら残った問題を吟味する
傍線部付近,今までに知り得た本文の論理構成が主な判断基準
選択肢を吟味する場合最低2択まで明確な根拠付きで絞り込む
3択以上残ったら単に博打
自分の読解が出題者と異なっている場合もあるがそれはもう仕方ない
 
以上から読み解く
最後の吟味に時間を残すためそこまでの行程はさっさと終わらせる
見出し,概要が掴めていれば本文の読解自体には手間取らないはず