短い時間で書いたのでかなり雑な文章ですが,主要な文意だけでも掴んで頂けると幸いです
 
何十年と生きてコミュニケーションの仕組みを理解していない方もいますが,コミュニケーションは全ての状況において可能なわけではありません
大抵の場合は言語が使われるわけですが,言語を使うにしても言語の仕組みを勘違いしていればどうしようもありません
余程の天才なら話は別ですが,コミュニケーションは互いに一定の共通認識をした上でその認識を用いて新しい共通認識を得るという行為を指します
僕が言う,コミュニケーションが出来ない状況というのは新しい共通認識を得るために現状では共通認識が不足している状況を指します
言葉は自分の思考をルールに従って変換した結果です
思考→言語の形の変換が話すことであり聞くのは言語→思考の形の変換です
つまり話す側は聞く側の変換のパターンを推察し,聞く側は話す側の変換パターンを推察する必要があります
もしお互いの変換パターンが違うのにどちらも相手の変換パターンを自分と同じと考えてしまったら新しい共通認識は普通は得られません
だからお互いの変換パターンを推察するためにお互いに相手の根底にある認識を確認しなければならないのです
お互いに勘違いしたまま無理に会話を続ければ互いに自分が正しくて相手は会話する価値もないバカだと勘違いして終わるだけです
それを理解していない方々は相手の認識を確認しないで自分勝手に会話を進めようとします
多分,変換パターンが皆一緒だと言うおめでたい頭なのでしょう
そうなるとまともな人間は閉口し,彼らは自分の正当性が通ったと自分勝手な勘違いをして去って行きます
別に他人をどう思おうが個人の勝手ですが,問題は彼ら自身ではその根本的な勘違いに気付き得ない,つまり何度も同じ行為を繰り返す点です
コミュニケーションには一定の共通認識が必要なんて考えたこともない人間は言葉を発し,それが一定の論理的な正当性を持っていれば自分の言わんとすることが確実に伝わると思う他ないでしょう
そんな人間とどう会話しろと言うのでしょうか
これ程の難題は僕の頭脳の処理能力を遥かに超えていますので解決策はわかりません
まぁ一つ救いを設けるならばこちらが相手の変換パターンを推察すれば何が言いたいのか理解出来ることでしょう
ただしこちらの言うことは決して伝わりません
相手はこちらの言うことを相手の変換パターンの範囲で解釈するのですから当然です
 
…この話が必要な人間は大抵この話を理解出来ないのが困った所ですが
まぁ人間なんて程度の差はあれ,誰もがそんな物なのかも知れませんけれど