水とはなにか(上平恒、ブルーバックス)
俺的な要約;
生体内では水の構造化の程度によって化学反応の速度が変化する
水の構造化は水に溶けた物質と温度によって変化する
物質によって水の構造化の程度を高めるものと低くするものがある
親水性の物質のみが重要なわけではなく、疎水性の物質も水の構造化の度合いに関与する
つまり親水性の水素結合と疎水性の分子間力による結合のいずれも関わるということである
水中の物質の周りには構造化された水が存在し、純水とは異なる性質を示す
水の構造化の度合いが高くなると反応が抑制される(麻酔の原理)
ガン細胞では細胞内の水の構造化の程度が低い。増殖が盛んなの理由の一つと思われる
細胞の水の極端な温度低下により反応が停止し、生体内の組織が保護される(凍結保存)
 
だいたいこんな感じ